暑くなったらホラー映画の季節!!~全く怖くないホラー映画たち①~
暑くなってくると、やたら恐怖番組やホラー映画を観たがるのは何故なのだろうか。
暑さは、恐怖の時に感じるヒヤリごときでおさまるのか、いささか疑わしい。
そもそも現代っ子は、夏はクーラーのガンガン効いた部屋で過ごすだろうから、ヒヤリは必要なかろう。
私が子供の頃は、扇風機(一定の時間が来たら止まる)で過ごしたので、ヒヤリが必要だったのだ。
しかし腰抜けは、ヒヤリのせいでトイレに行けなくなり、夜中怯えて過ごすことになる。
流石に今はトイレも一人で平気だが、人をビビらせるだけがホラーではない。ホラー映画といえど泣けるホラーも笑えるホラーもある。
ただ、私が選べば内容は怖くなくても、エロ・グロ・ヴァルガー(下品)の三拍子。
嫌な人は飛ばしてくれて構わない。
『ホラー喰っちまったダ!やめられない、とまらない人肉バーベキュー』(1979年アメリカ/監督:ウェイン・バーウィック)
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かっぱえび〇〇かっ!と言いたくなるふざけたタイトルだが、期待を裏切らないふざけた映画である。下品極まりないが『悪魔の毒毒モンスター』シリーズがお好きな人なんかは、楽しめるかと。内容はタイトルの通り、カニバリズムに目覚めた男のお話だが、内容は薄い。ばあちゃんが作るカルピス位薄いのである。
ウザい妻を殺して、うっかり食べたら人肉にはまったという話だが、作り物丸出しのバラバラ人体と、ハチャメチャなストーリーには、笑うしかない。下品で安っぽいのに、タイトル通りやめられない。
次は、DVDを購入するほど好きなのが、みんな大好き?!トビー・フーパー監督の『悪魔の沼』(1976年アメリカ)
トビー・フーパー監督と言えば『悪魔のいけにえ』も最高だが、沼も最高である。
古いモーテル(スターライト・ホテル)のオーナーで義足のジャッド(ネヴィル・ブランド)は、ホテルの前にある沼に凶暴なワニさんを飼っている。
『ジョーズ』見たくワニさんが人間襲って、恐怖のどん底に叩き落すんでしょ?と思ったら大間違い。恐怖のどん底に落としてくるのは、ジャッドである。
そう、ワニさんはおまけの様なものだ。
ジャッドは、泊り客である売春婦のクララが大人の関係になってくれない事にキレて、鋤(すき)で刺して沼に投げ入れ、ワニさんの餌にする狂人である。
ジャッドの奇妙奇怪なキャラクターに、釘付けになること間違いなしだ。
ちなみに、鋤(すき)というのは、田畑を耕すための農具の事である。
関係ないが、私は仕事にいる超絶パワハラ上司や、クレーマー客を脳内で、ボコボコにした後、『ジュラシックワールド』に登場するモササウルスに食わせている。
想像するだけならいいと思っているのである。
人を傷つけたり、陥れる人は必ず石井輝男監督の映画『地獄』のような所に堕れば良いとさえ考える性格の悪さだ。
職場の人間関係や、パワハラで悩んでいる人は、一回モササウルスにそいつが食われている様を想像してごらん。
明日はよい日でありますように。