家族で楽しめる、子供が主人公の映画たち②
子供は可愛いだけではない。
子育て中の人や、子育て経験がある世のママたちは知っている。
子育ては戦争じゃ!取った取られたの戦争じゃ!なのである。
だからいつも穏やかなママを見ると、心底尊敬する。
嫌味とがではなく、そんなママになりたかったなぁって。
けど、どんなに憎たらしかろうが、大人になろうが我が子が可愛いのである。
そしてたまに子供映画を観て、懐かしむのだ。
こんな時もあったなぁ・・・子育てってすこぶる大変だったけど、楽しかったなぁって。
『ロッタちゃんはじめてのおつかい』(1993年/スウェーデン 監督:ヨハンナ・ハルド)
我儘で気まま、おまけに癇癪もちの末っ子ロッタちゃんは、我儘放題。
けれど何故か憎めない可愛らしさ。ロッタに甘いパパやママ、たまに意地悪を言うけれど、結局ロッタを大切にしてくれる兄や姉。
家族の愛に包まれて、今日もせっせと怒りん坊。
ロッタちゃんの映画はこのほかにも、『おてんばロッタちゃん』『ロッタちゃんとクリスマス』『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』などがあり、どれも心温まる素敵なお話である。
日本ではロッタちゃんのポスター画を奈良美智が手掛けたことでも有名である。
原作は、アストリッド・リンドクレーン。
娘が子供の頃、原作の絵本とお話に出てくる、ロッタちゃんが大切にしているブタのバムセのぬいぐるみをプレゼントした事を思い出す。
そして幼かった我が子から一言「アンパンマンが良かったー」
『運動靴と赤い金魚』(1997年製作、1999年上映/イラン/監督:マジッド・マジディ)
貧しい家に生まれた兄(アリ)と妹(ザーラ)。
アリはザーラの通学用の靴をなくしてしまい、親に内緒でアリの靴を共有してやり過ごす。
しかしマラソン大会の景品が靴と知ったアリは、妹の為に必死で走る。
心がポカポカしつつ、アリのマラソン大会でのあの顔に、思わず笑った人も多いはず。
愛おしい映画である。
『オンネリとアンネリのおうち』(2014年製作・2018年上映/フィンランド/監督:サーラ・カンテル)
この映画の原作は、フィンランドで愛されるマリヤッタ・クレンニエミの児童文学の「オンネリとアンネリ」シリーズを実写映画にした作品である。
可愛いが詰まった夢の様なお家に住むことになった、仲良しのオンネリとアンネリ。
不思議な姉妹や優しい警察官、気難しいけどほんとは素敵なお隣さんに囲まれて過ごす二人。
乙女の夢を目いっぱい詰め込んだような、パステルカラーの世界。
この映画はシリーズ化しており、オンネリちゃんとアンネリちゃんの成長も楽しめる。
『オンネリとアンネリのふゆ』(2015年製作・2018年上映)『オンネリとアンネリとひみつのさくせん』(2017年製作・2019年上映)も、キュートで心温まるお話である。
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ゴールデンウィーク、お出掛けもいいけれど、家族で映画でもどうかしら?