ちょっと休憩していかん?

ポンコツな日常と映画

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

容赦のない悪女『蜘蛛女』

私は悪女が好きだ。 映画の中に登場する、貪欲で容赦がない悪女が特に好きだ。 人はいい子でいたがる。というか、いい子に見られたいがばかりにいい子のふりをする。 そんな中、もう悪っぷりを存分に、思うがまま魅せてくれる悪女がたまらないのだ。 私は悪…

生きる全ての人に。 映画『エンドレス・ポエトリー』

昔何かで見たのだが、泣くと言う行為はストレス解消に役立つので、泣ける映画やドラマを観るのは精神的にも良いとかなんとか・・・。 泣ける映画と言うと、何を思い浮かべるだろうか。 そもそも「泣く」という行為自体は同じでも、悲しくて泣く、嬉しくて泣…

映画好きな先輩と、映画『空想科学任侠伝 極道忍者ドス竜』

以前職場に、映画好きな先輩がいた。 職場であまり接点はなかったが、どこからか私が映画好きだと知って話しかけてきたのが始まりだ。 正直、ほとんど話したこともないのに、私にぐいぐい話しかけて来る人は滅多にいない。 とっつきにくいランキング堂々の1…

忙しい人の為の、癖の強いショートフィルムの世界

ショートフィルムは良い。 何が良いって短いから時間がない時でも観ることができる。 家事や育児に追われて、忙しいママも10分もない短編であれば、何かの合間に観ることができる。 仕事が忙しい人も、勉強中の学生も、休憩がてら一本観られる。 ホッコリす…

母を探して珍道中。好み過ぎる映画『不思議の世界絵図』

はてさて、私は母を探している。 行方不明って訳ではない。母はずっと心の病で、自分を取り戻す為に入院中である。 今の母は母にして母にあらず。 いや、むしろ今の母が本当の母かもしれない。 ともあれ人間とは不思議な生き物である。 母を探すと言えば、映…

夏になると聴きたくなる曲

随分暑くなってきた。 寝苦しい夏の夜に、窓を開けると夜風が入ってくる。 私の住む住宅街は年配の方が多く、真夜中に明かりが灯っている家がない。 真っ暗闇が広がる中、妙に明るい街灯だけが、辺りをはっきりと映し出す。 音もなく静まり返って、我が愛犬2…

あまりに残酷な、許しと救いの物語。映画『嘆きのピエタ』

私は無神論者であり、神を信じてはいないが、自分が救われる為には許すことが必要だと誰かが言っていた。 これは他人に限らず、自分で自分を許さなくては救われないらしい。 1本の映画がある。 www.youtube.com キム・ギドク監督の『嘆きのピエタ』(2012年…

主人公は貴方で私『書を捨てよ町へ出よう』

学生の頃から寺山修司の詩や映像作品、舞台が好きだった。 寺山修司を知るまでは、私は超現実主義者で、可愛げのない(今もだが)憎たらしい子供であった。 目で見えるものしか信じないという視野の狭さと、想像力のなさ。 目で見えるものというより、都合良…

改造人間!!改造・合体が招く、恐怖と爆笑の映画たち

改造人間と言うと、何を思い浮かべるだろう。 やはり人間を繋げる『ムカデ人間』だろうか・・。それともハエとの融合『ザ・フライ』であろうか。 私が最初に思い浮かべたのが、仮面ライダーである。 仮面ライダーは悪の秘密結社ショッカーによって、バッタの…

(いい意味で)気持ちの悪い映画

小学生の頃、『魔夏少女』と言う、小川範子が主演の非常に気味の悪い2時間ドラマを見たことを鮮明に覚えている。実際放送された時間にはテレビは見せてもらえなかったので、ビデオで見たのか、録画で見たのか。 今のドラマでは考えられない様なスプラッタ描…