ここの所、色んな事が一気に押し寄せてくる。両親の病気が重くなったり祖母の死や人間関係のあれやこれやで、不幸祭りが始まったのである。 私は、ちょっとの事では驚かない。そういう耐性がついたのか慣れたのかはわからないが、人から見れば不幸だと思われ…
ブログを更新するのは久々である。 つい少し前に祖母が他界した。 92まで生きたのだから、大往生である。 葬式は孫の祭りと言う言葉があるが、嘘っぱちもいいところだ。 私の父母共に、現在精神病院に入院中である。 となると孫である私が喪主になる。 田舎…
8月15日は終戦記念日である。 終戦記念日によくテレビで流れていたのが『火垂るの墓』(1988年/監督:高畑勲)だった。 辛くて辛くて観るのがしんどい映画である。 私にとって更にしんどいアニメ映画が『はだしのゲン』(1983年/監督:真崎守)であった。 …
たまに孤独を感じることがある。 愛犬がいて、旦那様もいて、成人した子供もいる。 友人は少ないが、心から信頼できる友人もいる。 とっても幸せなことだと思う。 しかし孤独と言うものは、誰と居ようが大勢と居ようが感じることがあるのだ。 よくわからない…
子供の頃、テレビのゴールデン洋画劇場をみせてもらえるのは、子供にとっては深夜のパーティの如くワクワクしたものだった。 と言うのも我が家は、9時以降テレビを見せてもらえなかったのである(中学生まで)しかし、特別ルールがあって土曜日は9時以降も…
ここ何週間か、コロナにやられていたのである。 未だに馬鹿は風邪を引かないと言う言葉を信じ、季節性インフルエンザと同等な扱いの5類になったことでの気の緩みも相まって、コロナに感染し地獄の苦しみを味わった。え?今更コロナ??まさに、今更ジローで…
私はジャック・タチの映画『ぼくの伯父さん』(1958年/フランス/監督:ジャック・タチ)が大好きだ。 ユロ伯父さんは、間抜けでドジだけど、優しくて可愛い。 ユロ伯父さんを観ているだけでほっこり笑顔になる。 私には、叔父さんがいた。 若くして亡くな…
世の中には沢山の鬱漫画がある。 山野一の漫画『四丁目の夕日』は有名な鬱漫画であるが、人は何故気分が落ち込むのにわざわざ鬱漫画を読むのだろうか。 幸災楽禍(こうさいらくか)という四字熟語がある。 読んで字のごとく他人の不幸を喜ぶことである。要は…
私は悪女が好きだ。 映画の中に登場する、貪欲で容赦がない悪女が特に好きだ。 人はいい子でいたがる。というか、いい子に見られたいがばかりにいい子のふりをする。 そんな中、もう悪っぷりを存分に、思うがまま魅せてくれる悪女がたまらないのだ。 私は悪…
昔何かで見たのだが、泣くと言う行為はストレス解消に役立つので、泣ける映画やドラマを観るのは精神的にも良いとかなんとか・・・。 泣ける映画と言うと、何を思い浮かべるだろうか。 そもそも「泣く」という行為自体は同じでも、悲しくて泣く、嬉しくて泣…
以前職場に、映画好きな先輩がいた。 職場であまり接点はなかったが、どこからか私が映画好きだと知って話しかけてきたのが始まりだ。 正直、ほとんど話したこともないのに、私にぐいぐい話しかけて来る人は滅多にいない。 とっつきにくいランキング堂々の1…
ショートフィルムは良い。 何が良いって短いから時間がない時でも観ることができる。 家事や育児に追われて、忙しいママも10分もない短編であれば、何かの合間に観ることができる。 仕事が忙しい人も、勉強中の学生も、休憩がてら一本観られる。 ホッコリす…
はてさて、私は母を探している。 行方不明って訳ではない。母はずっと心の病で、自分を取り戻す為に入院中である。 今の母は母にして母にあらず。 いや、むしろ今の母が本当の母かもしれない。 ともあれ人間とは不思議な生き物である。 母を探すと言えば、映…
随分暑くなってきた。 寝苦しい夏の夜に、窓を開けると夜風が入ってくる。 私の住む住宅街は年配の方が多く、真夜中に明かりが灯っている家がない。 真っ暗闇が広がる中、妙に明るい街灯だけが、辺りをはっきりと映し出す。 音もなく静まり返って、我が愛犬2…
私は無神論者であり、神を信じてはいないが、自分が救われる為には許すことが必要だと誰かが言っていた。 これは他人に限らず、自分で自分を許さなくては救われないらしい。 1本の映画がある。 www.youtube.com キム・ギドク監督の『嘆きのピエタ』(2012年…
学生の頃から寺山修司の詩や映像作品、舞台が好きだった。 寺山修司を知るまでは、私は超現実主義者で、可愛げのない(今もだが)憎たらしい子供であった。 目で見えるものしか信じないという視野の狭さと、想像力のなさ。 目で見えるものというより、都合良…
改造人間と言うと、何を思い浮かべるだろう。 やはり人間を繋げる『ムカデ人間』だろうか・・。それともハエとの融合『ザ・フライ』であろうか。 私が最初に思い浮かべたのが、仮面ライダーである。 仮面ライダーは悪の秘密結社ショッカーによって、バッタの…
小学生の頃、『魔夏少女』と言う、小川範子が主演の非常に気味の悪い2時間ドラマを見たことを鮮明に覚えている。実際放送された時間にはテレビは見せてもらえなかったので、ビデオで見たのか、録画で見たのか。 今のドラマでは考えられない様なスプラッタ描…
www.youtube.com www.youtube.com 箱入り娘という言葉がある。 この映画は、家と言う箱に入れられた娘・息子の物語なのだ。 親は子供を守り、愛情いっぱいに育てていく(のが望ましい) 愛情とは狂気を孕んでいるものである。 最近よく耳にする毒親や親ガチ…
【中古】ウィスキー [DVD]価格: 6862 円楽天で詳細を見る 写真を撮る時、「はい、チーズ」という私。 そもそもなんでチーズなんだろう。 実はこれ、英語圏で使われていたらしく「Say cheese(チーズと言って)」が由来らしい。 「チー」の発音の時、顔が笑顔…
私は、クダラナイと言われるものに愛着がわく。 勿論、この世には人の心を動かす素晴らしい作品は沢山ある。 この手の映画を観ていると、ご主人様に必ず「またクダラナイものを観てるね」と言われるが、それってあなたの意見ですよね?クダルかクダラナイか…
子供は可愛いだけではない。 子育て中の人や、子育て経験がある世のママたちは知っている。 子育ては戦争じゃ!取った取られたの戦争じゃ!なのである。 だからいつも穏やかなママを見ると、心底尊敬する。 嫌味とがではなく、そんなママになりたかったなぁ…
www.youtube.com 職場で嫌なことがあると、The Good The Badを聴く。 悔しくて枕を濡らす程、私には可愛げなどないのである。 相手をぼっこぼこにする様を想像し、シャドウパンチやキックを炸裂させているのである。 感情労働と言われる仕事がある。 文字か…
もうすぐゴールデンウィーク。 私は毎年ゴールデンウィークもお仕事だけど、子供たちが小さかった頃はゴールデンウィークに映画館に映画を観に行ったり、レンタルDVDを借りてきたりした。 子供たちが大きくなり手が掛からなくなってはじめて、娘や息子の世話…
寂しい夜は、『キッチン・ストーリー』(2003年/監督:ベント・ハーメル)を観る。 そうしたら、ちょっと寂しくなくなる。 老人と中年男の奇妙な関係。 優しさとほろ苦さがちょうどいい。 誰にでも孤独を感じる事はある。 それは一人ぼっちじゃなくても、誰…
私には、怖い映画がある。 それは、ロブ・ライナー監督の名作『スタンド・バイ・ミー』である。 何処が怖いの?と思うだろうが、時間の流れが怖いのである。 彼らはキラキラした青春を謳歌しつつも、当然時間の流れに逆らえない。 この映画は大人になった主…
私の住む貸家は、築50年のボロい家ではあるが、私の好きなものが詰まっているので、気に入っている。 中でもアルベール・ラモリス監督の『赤い風船』(1956年/フランス)のポスターは、お気に入りの一つである。 少年と風船の友情を描き、まるで生きているよ…
子供の頃、「悪い事をしたら地獄に落ちるよ!」と言われた経験はなかろうか。 私にはある。 私はどうしようもなく頭の悪い子供で、様々な悪戯をしては、母を怒らせ、父の鉄拳制裁を受けて来たのである。 すでに私の地獄行きは決まったようなものだった。 し…
「この世界にゴキブリはいらないよね」と、夏が近づくと職場の年齢層高めのレディたちがこぞって言いはじめる。 確かにゴキブリは気持ち悪いが、地球にとって一番いらないのは人間である。 人間はろくなことをしないからだ。 環境を破壊しているのも、この世…
今日、職場にてちょっとした事件が起きた。 数か月前、同僚同士の小さなもめ事が発端だったのだが、どんどん問題は大きくなり今朝、一方の人の様子が明らかにおかしかった。目がおかしいのだ。 案の定どえらい勢いでもう一人に喧嘩を売り、収拾がつかない状…