コロナ中に観た地獄の映画『ビバリウム』
ここ何週間か、コロナにやられていたのである。
未だに馬鹿は風邪を引かないと言う言葉を信じ、季節性インフルエンザと同等な扱いの5類になったことでの気の緩みも相まって、コロナに感染し地獄の苦しみを味わった。え?今更コロナ??まさに、今更ジローである。(わからない人は分らなくていい)
一応仕事は10日ほど休んだのだが、苦しいのは幸い5日程で後はまあまあ元気。これは映画みるっきゃ騎士(ナイト)である。
まだくらくらしていても、家事はせねばいかんのだ。苦しくともだれがしてくれようぞ。
我が愛犬は飯を食らい、散歩をして家で遊び、ゴロゴロするのが仕事である。
我が旦那様は、優しいしお手伝いをしてくれるが、尋常ではない程の家事下手なので逆にやることが増えるゴッドハンドを持ってやがる。
そして、職場の近くに部屋を借りているにも拘らず、家に帰ってご飯を食らおうとする(そして泊まる)娘も、父親の遺伝子を受け継ぎし『家事まるでダメ子』なのである。
娘に関しては、育てた私が悪いのである。
なので、家事がまだマシにこなせるのは、私しかいないのだ。
というわけで、家事は私がこなさなきゃならんので、ちょっとでも良くなるとちゃちゃっと家事を終わらせて、映画タイムである。
で、観た映画が『ビバリウム』(2019年/アイルランド・デンマーク・ベルギー/監督:ロルカン・フィネガン)
何故私は、体がしんどい時にしんどい映画を観てしまうのか。
この映画ジャンルはホラーだが、怖くはない。精神に来るのである。
インテリアや色味がこじゃれているのがなんだか気味わるい。
奇妙・奇怪・奇想天外。
面白いが、段々切なくなってくるのである。
異常にイラつかせる子供がでてくるが・・・。実は・・・。
ネタバレせずに書くのが難しいが、この映画は現代社会のメタファーでもあるような気もする。
精神的に病む映画を、まさに(肉体的に)病んでいる時に観るという暴挙。
ともあれ今は全快!!
さて今日も食事を作りながら口ずさむは、ザ・ハッピーズ。
歌でも歌ってなきゃ食事なんて作れるかーい。
『ハード・フォーク・ブルース』/ザ・ハッピーズ